リサイクル着物

着物を着る機会の少なくなった今の時代だからこそ、良質のリサイクル着物はたくさんあります。
日常的(街歩き、お稽古事など)に着物を楽しむ方に、「リサイクル着物」は選ばれています。

サイズが合えば、仕立て代もかからず、大変お得!

 

「もったいない」という、日本人の美意識

糸を紡いて、機を織り、多くの人の手を経て、一枚の「着物」が出来上がります。
「着物」は細長い反物を直線で裁断し、直線で縫い上げたもの。
縫直し・仕立直しをすることを前提に作られているのが「洋服」との大きな違い。

リサイズや、洋服や小物にリメイクすることが出来ます。

● 着物の生地について ●

主に絹、木綿、麻、綿麻、羊毛、ポリエステルなどがあります。
「リサイクル着物」をお選びの際に、生地の特徴を覚えておくことは大変参考になります。

 

< 絹 >
美しい光沢があり、気品の良さを表現できる。体になじみやすく、動きやすい。
しかく、湿気に弱く、傷みやすい。メンテナンスが困難。

 

< 木綿 >
日常着の着物として、最も一般的な生地。 丈夫で耐久性があり、洗濯にも強い。
通気性、吸湿性に優れ、肌触りが良い。染色性も良くきれいに映える。
縮みやすくシワになりやす。太陽光にあたりすぎると日焼けして黄変しやすい。

 

< 麻 >
通気性に大変優れている。染色性に関しては劣り、色落ちがしやすい。
弾力性はなく、シワになりやすい。

 

< 綿麻 >
綿麻(めんあさ)は綿と麻の交織のこと。
綿と麻が混ざることで、麻の質感を残しつつ、シワになりにくくなる。
吸湿性に富み、肌触りがよく、着やすい。

 

< 羊毛 >
羊毛は繊維の表面にスケールという鱗に覆われてる。温かく着ることができる。
吸湿性も高い。耐久性に乏しく虫に弱い。

 

< ポリエステル >
ポリエステルの着物は安価。洗濯ができるなど比較的メンテナンスも簡単。
保温性はなく、吸湿性が乏しい。着物の絵柄が映えにくく、表現力が低い。

 

BACK